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正確な模型の再現

3Dシステムに限らずSTロックなどでも同じですが、装置を作ったり調整するにあたっては、作業をする模型が正確でなければなりません。バンドを試適した後、セメンティングしないで印象と一緒に取り外し、石膏模型にトランスファーした場合、最終的にそのバンドが試適時の位置に確実にセメンティングされたかどうかが問題になります。残念ながら多くの場合、現実的にはズレが生じてしまい、模型上で装置を精密に調整していても、再度口腔内で調整しなければならなくなります。

3Dトランスファーシステムでは、最初にバンドを口腔内にセメンティングしてしまい、トランスファーインサートを介してダミーのリンガルチューブ（3Dトランスファーチューブ）で口腔内のリンガルチューブの位置を正確に模型上に再現します。これにより、模型上で精密に調整された装置が、そのまま口腔内にセットできることになります。