エルジロイワイヤーELGILOY
エルジロイ
エルジロイとは
エルジロイ(Elgiloy)は、時計で有名なElgin National Companyがゼンマイとして開発し"The Heart That Never Breaks(絶対に切れないゼンマイ)"を謳い文句にしていた合金です。この優れた性能に目を付けたRMOがいち早く矯正用のワイヤーとして導入したのがエルジロイワイヤーの始まりです。
優れたバネ性
元々、ゼンマイとして開発されたエルジロイは当然優れたバネ性を発揮します。
またElgin社の謳い文句の通り、矯正のワイヤーに求められる繰り返し応力に対する高い耐久性も持っています。
簡単な熱処理
通常コバルトクロムワイヤーやステンレスワイヤーの熱処理(焼入れ)は、温度管理や係留時間、冷却方法などが厳密で難しいのですが、エルジロイは電気熱処理や炎を使って簡単に熱処理することができます。
エルジロイの厳密な熱処理温度は900°F(482℃)ですが、だいたいキツネ色になるくらいまで加熱すれば、熱処理完了です。熱処理は当社のスポットウェルダーとその付属品であるヒートトリートテーブルでも可能です。
硬さは4種類
硬さは4種類あり、ブルー、イエロー、グリーン、レッドの順に硬くなります。それぞれベンディングやフォーミングをした後、熱処理することにより、一段階硬く(弾性力が増す)することもできます。
商品番号は総合カタログの「ワイヤー」の章からご覧ください。