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加速矯正-理論と臨床- Accelerated Orthodontics責任編集 久保田隆朗 Rohit C.L.Sachdeva IOI 編(Institute of Orthodontic Care Improvement)

加速矯正

増加する“加速矯正”の臨床導入

患者からの要請も高く、現在の矯正歯科治療の最大の課題ともいうべきテーマに“治療期間の短縮化”がある。この問題を解決すべく、従来は主としてNi-TiワイヤーやSLブラケットなど、材料や装置の開発に依拠してきた。

しかし、近年、この歯の移動に生物学的手法を活用して治療を加速しようとする気運が以前にも増して高まってきた。この骨改造現象を積極的に利用して治療期間の短縮を図るのが「加速矯正」である。

SJO(アメリカ矯正歯科学会雑誌)のアンケート調査では、回答した矯正歯科医の7割は、加速矯正に興味を示し、治療期間が「20~40%短縮できる方法があれば魅力的」と答えている。またJCO(Journal of Clinical Orthodontics)の読者アンケートでは、回答者の半数近くは既に何らかの加速矯正治療を行っていると答えている。

日本でも加速矯正への関心はもとより、既に補助的な手法として取り入れる矯正歯科医が増えつつある。本書は、日本における現在までの主な加速矯正、即ち修復機転、サイトカイン、超音波、光・レーザー(振動)、デジタルを利用した手法の論理的背景、臨床応用例を網羅した初の成書である。

1章 歯のメカニクス

  • 歯の移動による細胞、分子、組織レベルの反応
  • 矯正学的歯の移動の分子的メカニズム

2章 修復機転を利用した加速矯正

  • 骨折治癒のメカニズム
  • SPEED矯正
  • 外科的矯正治療の効率化を考える
  • MOP(Micro-osteoperforation)法

3章 サイトカインによる加速矯正効果

  • PRP(多血小板血漿)を応用した歯の移動促進

4章 超音波を利用した加速矯正

  • 低出力超音波パルス刺激による骨折・創傷治癒促進のメカニズム
  • AccelSPEED矯正

5章 光・レーザーを利用した矯正治療

  • 低出力レーザー照射が骨形成に与える影響

6章 デジタルを利用した加速矯正

  • バイオデジタルによる加速矯正のデザイン

7章 加速矯正の論証

  • 加速矯正治療:エビデンス(根拠)はあるのか?
  • ◎2016年出版
  • ◎A4フルサイズ
  • ◎フルカラー
  • ◎124ページ
  • ◎商品番号:TORIN50