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リンガルブラケット矯正治療法Lingual Orthodontic Treatment著:Ryoon-Ki Hong Hee-Moon Kyung 訳:中西秀郎 監修:布川隆三

リンガルブラケット

近年、歯科治療において、患者は審美性を求めるようになってきた。このようなニーズに応えるべく、保存修復・補綴分野においては、コンポジットレジンなどの審美修復材やオールセラミッククラウン、ラミネートベニアなどが日常的に使用されている。

矯正歯科分野では、1979年に藤田欣也先生が“American Journal Orthodontics”にリンガルブラケットによる審美的な矯正治療についての論文を発表した。その論文は衝撃的であった。

そして、この30年の間に、リンガルブラケットやインダイレクト・ボンディング法、治療術式など様々な改良が加えられ、現在ではリンガルにおいても頬側からの矯正治療と同等の治療結果が得られるようになった。

その結果、多くの矯正医が審美的な治療法である“リンガル矯正”に関心をもつようになったが、このような関心に応えうる適切な教科書が不在であった。本書はそのような矯正医や矯正科研修医を対象に執筆したものである。

本書を通して多くの矯正医がリンガル矯正への関心と見識を深め、リンガル矯正が矯正歯科学の分野において“知らなくてはならない治療法”として廣く認識されることを期待している。

第1章 リンガルブラケット

第2章 マッシュルーム・アーチワイヤー

第3章 リンガル矯正におけるインダイレクト・
    ボンディング・システム

第4章 マッシュルーム・アーチワイヤーの
    インダイレクト・ベンディング法

第5章 マッシュルーム・アーチワイヤー・
    テクニック(MAT)

第6章 ミニスクリューを併用したマッシュルーム・
    アーチワイヤー・テクニック

第7章 口蓋正中部の絶対的固定システム(MAAS)

第8章 リンガル矯正のための特別な要因

第9章 ディボンディングとリテンション

  • ◎2011年発刊
  • ◎A4判変形
  • ◎フルカラー
  • ◎262ページ
  • ◎商品番号:TORIN42