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成長・発達期における不正咬合の早期治療
なぜ不正咬合の早期治療が必要なのか
近年歯科咬合学の方向性は変化しつつある。それは、古典的な咬合学では、咬合は咀嚼、発音、審美などが咬合の主たる課題であったが、次第に咬合と情動、ストレス、自律神経系との関連が明らかになってきたことにより、咬合がより生体の健康維持における役割が重要性を持つものに変化しつつあるということである。この意味で、不正咬合の早期治療も単に成長期のある時期で見かけの不正を早期に改善するといった観点から、生体の障害にわたっての健康維持にどう貢献するかといった観点に見直されつつあるということである。
われわれは12年ほど前に「発達期の予防的咬合治療」に関する著書を上梓したが、その後のこの分野における研究の結果を踏まえ、さらに前進する必要性を感じたことから今一度再考する時期にあるという結論に至った。
本シリーズでは、垂直的思考の咬合学を重視して咬合学を再考しようと考えている。
序文にかえて
―なぜ不正咬合の早期治療が必要なのか―
第1部 理論編
- 第1章 成長・発達期における咬合の発育と育成に関する概念
- 第2章 成長・発達期において必要な咬合のルールと生理的機能咬合の役割
- 第3章 成長・発達期における不正咬合の治療と咬合育成への戦略
- 第4章 成長・発達期における不正咬合の治療と咬合育成への戦術
第2部 臨床編
- 第5章 成長・発達期における不正咬合治療の装置と調整法
垂直的咬合誘導装置(オーバーレイ)の作製法と2×4装置の調整法 - 第6章 成長・発達期における不正咬合治療(その1)
第一大臼歯の咬合関係がII級(骨格性II級)の咬合育成症例 - 第7章 成長・発達期における不正咬合治療(その2)
第一大臼歯の咬合関係がIII級(骨格性III級)の咬合育成症例 - 第8章 成長・発達期において垂直的不調和における抜歯の問題点
永久歯咬合の完成とPosterior Discrepancyの問題
- ◎商品番号:DSP008
- ◎規格:A4変型判 184頁 フルカラー
- ◎発行:株式会社第一歯科出版
- ◎発売:株式会社JM Ortho