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ゼロベース・バイオプログレッシブ法の診断と治療<診断編>臨床の難易度に応じた個別化を行うための包括的臨床体系根津 浩

画像 2冊*2分冊になります

今ほど、矯正診断と治療計画立案の大切な時代はありません!

医療の基本は、疾病に対する正しい診断にもとづき適正な治療を行うことにあります。 その意味から、あらゆる疾病治療においてその診断理論は治療法より優先されるべきものであると考えられます。形態と機能の複合的な相互作用の結果として発現する不正咬合の場合、正確な矯正診断が行われ、治療後の将来を予想した治療目標の設定と個別化が行われ、症例の難易度に応じた治療メカニクスが選択、適用されるべきであります。

多様な可変的要素を取り扱う矯正診断において、単一の歯の移動テクニックやフォースシステムにもとづく限定的な情報により、一定の分析法や公式を当てはめる診断法だけでは、時として生体変異の多様性に対応しきれないことになりましょう。加えて、解剖・生理学的な根拠を欠き、また機能的諸問題を無視した不適切な診断・治療が横行するとすれば、多くのトラブルケースを生み、やがて不適切な矯正歯科治療の蔓延として社会問題となることを危惧しています。矯正治療の比重が、歯の移動メカニクスにあるかのような錯覚に陥ることなく、矯正診断や治療計画立案の重要性を理解することが今こそ重要であると考えます。

本書「ゼロベース・バイオプログレッシブ法の診断と治療」診断編Volume 1,2では、さまざまな形態と機能の多面的な診断情報を一定の論理的思考フロー(ゼロベースライン・ロジック)に沿って集積・体系化し、推論することにより診断・治療目標の設定と個別化までを論じました。その結果、セファログラムのトレ-シングとセファロメトリクスの基本、臨床診査の重要性、さまざまなFacial patternにおけるVTPの思考過程や治療目標の個別化など、臨床に添って診断と治療の思考がクリア-に直結するように展開しました。

Volume1 (1冊目)

  • Chapter1 ゼロベース・バイオプログレッシブ法(ZBP)概説
  • Chapter2 矯正診断に必要な正・側面セファロメトリクスの基礎知識
  • Chapter3 コーンビームCT(CBCT)の矯正臨床への応用

Volume2 (2冊目)

  • Chapter4 ゼロベース・バイオプログレッシブ法の診断・治療計画システム
  • Chapter5 VTP(視覚的な治療目標)概説
  • Chapter6 VTPの作成
  • Chapter7 VTPの個別化


「診断編」に続く「治療編」では、個々の症例の形態的、機能的および治療目標の難易度の応じた治療について論じる予定です。すなわちバイオメカニクスの基本、不正咬合の機能的およびメカニカルアンロッキング、アウェアネス・ウェルネス・トレーニング、歯列弓分割化のテクニック(UAとセクション)、抜歯・非抜歯の判定、II級、III級、開咬の診断と治療、咬合理論 (Zerobase occlusion)などについて記載する予定です。

  • ◎発売日:2021年11月 発売
  • ◎サイズ:A4判/2分冊 608ページ
  • ◎発行元:クインテッセンス出版株式会社
  • ◎発売元:株式会社JM Ortho
  • ◎商品番号:SHINDAN2
  • ◎モリタコード:206850979